[第2回]Ubuntuファイルサーバーの作り方

Linux

前回の続きになります。
今回紹介する内容は大きく分けて、Ubuntuマシン側のIPアドレスの固定化とWindows10側からファイルサーバーへアクセスするするために必要になってくる処理についてです。

IPアドレスの固定化

まず初めに

Ubuntuマシンが有線であれ無線であれ、ネット環境に繋がっている状態である必要があります。有線でも設定可能だと思われますが、自分は無線にて設定したので、以下無線環境での説明をしていきます。

現状確認

設定の前に、現状の通信環境について調べてみましょう。手順は以下の通りです。

  1. 画面右上にある▼ボタンを押します
  2. Wi-Fiのマークを押し、「Wi-Fi設定」を押します
  3. 使用しているSSIDの歯車ボタンを押します

これで現在の通信環境が分かるわけですが、特に注目してほしいのは以下の3つです。

  • IPv4アドレス
  • デフォルトルート
  • DNS

忘れないようにメモするなり、頭に留めておくなりして次に進みます。

固定化方法

続いてIPv4タブをクリックします。すると以下のようになります。※手動にチェックを入れた状態

続いて以下の作業を行います。

  1. 手動にチェックを入れます
  2. アドレスには「IPv4アドレス」の値を入れます
  3. ネットマスクには「255.255.255.0」(固定)を入れます
  4. ゲートウェイには「デフォルトルート」の値を入れます
  5. DNSには「DNS」の値を入れます

以上でUbuntuマシン側の設定は完了です。

Windows10側の設定

まず初めに「PC」を開きます。※下のアイコン

左のリストの中からネットワークを選択します。選択することによって、対象のサーバーが出ることもあるようですが、自分の場合は出ませんでした。その場合どうすればいいか説明します。

ネットワークを右クリックして、「ネットワークの割り当て」を選択します。

すると以下のウィンドウが表示されますので、フォルダにこのように入力してください。

¥¥「IPv4アドレス」¥share

※実際の入力に「」は不要

接続が上手くいけば次に、「ネットワーク資格情報の入力」ダイアログが開きます。前回に書いたユーザー名とパスワードを入力することで、接続が完了すると思います。

まとめ

以上でファイルサーバーに必要な最低限の設定は終わりました。自分はノートPCをファイルサーバー化しましたが、ずっとノートPCを開いているわけにもいかず、閉じるとスリープ状態に入り(サスペンド化)、接続が切れるため使い勝手が悪いです。そこで次回は、ノートPCを閉じてもサスペンドしない設定方法について説明していきます。

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